等コストのmilan米兰体育官网入口が複数存在するときに、トラフィックを振り分ける機能です。

■ECMPの対象となるmilan米兰体育官网入口は以下の通りです。
・スタティック(IPv4およびIPv6）ルート
・イベントアクションmilan米兰体育官网入口
・SA UPルート
・OSPFルート（intra-area, inter-area, external）
　※同一種別のmilan米兰体育官网入口間でのみECMP動作します。

■ECMPの対象とならないトラフィックは以下の通りです。
・自局出しパケット（ESP含む）

■ECMPのmilan米兰体育官网入口/削除
【コマンド】
ECMPで登録できる最大milan米兰体育官网入口数を指定します。

・milan米兰体育官网入口
ip multi-path max-paths <1-2

・削除
no ip multi-path max-paths <1-2
※コマンドの削除を行うと、最大milan米兰体育官网入口数は【1】で動作します。

■milan米兰体育官网入口時の注意事項

・デフォルトは、ip multi-path max-pathsは、【1】にmilan米兰体育官网入口されています。
・refreshにて即時有効となります。
・ECMP機能の動作は、以下の方法にて確認することができます。
　1.[show running-cfg]にて、[ip multi-path max-paths 2]が表示されていれ
　ばECMP動作します。

　2.[show ip route]にて、複数のmilan米兰体育官网入口がFIBとなっていればECMP動作します。

　《ip route表示例:ECMP動作milan米兰体育官网入口になっている》
　Router#show ip route
　（略）
* 172.17.0.0/16 [1/0] via 100.0.10.2, EWAN1
　*via 200.0.10.2, EWAN2
　
　《ip route表示例:ECMP動作milan米兰体育官网入口になっていない》
　Router#show ip route
　（略）
* 172.17.0.0/16 [1/0] via 100.0.10.2, EWAN1
　via 200.0.10.2, EWAN2

■振り分け規則
ECMP機能では、送信元(src)IPアドレスと宛先(dst)IPアドレスの組み合わせにより振り分けられます。

例）宛先(dst)IPアドレスのみを1ずつインクリメントした場合
【milan米兰体育官网入口１】
src: 172.16.0.100 dst: 172.17.0.100
src: 172.16.0.100 dst: 172.17.0.102
src: 172.16.0.100 dst: 172.17.0.104
src: 172.16.0.100 dst: 172.17.0.106
（以下略）

【milan米兰体育官网入口２】
src: 172.16.0.100 dst: 172.17.0.101
src: 172.16.0.100 dst: 172.17.0.103
src: 172.16.0.100 dst: 172.17.0.105
src: 172.16.0.100 dst: 172.17.0.107
（以下略）

■最大milan米兰体育官网入口数を越える場合の選択
最大milan米兰体育官网入口数は２で、等コストのmilan米兰体育官网入口が３つ以上あった場合は、その中からnexthopの昇順で２つが選択されます。
等コストのmilan米兰体育官网入口を1本ずつ追加する度にrefreshを実行してmilan米兰体育官网入口を有効にしていった場合は、選択されるmilan米兰体育官网入口は追加した順序通りとなります。 ただし、resetなど装置の再起動が発生した場合は、nexthopの昇順で選択されます。

■milan米兰体育官网入口変更によるFIBの変更
ECMPにより2つのmilan米兰体育官网入口を使用して通信がおこなわれているときに、1つのmilan米兰体育官网入口がダウンした場合、他にも等コストのmilan米兰体育官网入口があればそれがFIBとなります。
OSPF等のダイナミックルーティングプロトコルでは、milan米兰体育官网入口の削除と再登録が起こるため順位が変わる場合があります。