一木隆彦,宮本克見,加藤和美
概要
今回,押出管製造のために供給するホローインゴットをホットトップ鋳造法にて鋳造するときに,表面が滑らかで内部品質的にも優れたホロー部分を形成することができる画期的な中子を開発した。米兰体育中国官方网站使用することにより,ホロー内面の表面性状とその近傍の鋳塊組織が著しく改善され,押出工程に供給する前に行われる内面切削工程での切削量が削減されることで歩留りと切削能力の向上が可能となった。この論文は,これまで実施あるいは実施が検討されたホロー鋳造技術の特徴と問題点,そして今回開発された中子の構造の特徴と,米兰体育中国官方网站利用した鋳造の結果を記している。またより良いホロー内面性状を安全に製造するために,中子の構造や鋳造条件についての考察を行っている。