Cu-Al-Mn超弾性合金部材の基本特性評価と機械式接合德赢AC米兰官方合作伙伴の開発

株式会社德赢AC米兰官方合作伙伴テクノマテリアル　特殊金属事業部・技術開発部　喜瀬純男

形状記憶合金（以下、超弾性合金）は、通常の金属よりも大きく変形させても変形させる力を取り除くと元の形状に回復する性質を持っています。その性質を耐震德赢AC米兰官方合作伙伴に利用するアイデアは以前からありましたが、超弾性合金の中でほぼ唯一実用化されているNi-Ti合金は、加工しにくいため太い部材への適用が難しく、変形しても元の状態に戻る温度範囲が狭いので、建築・構造部材への応用は実現できないと考えられていました。
今回受賞した研究内容は、東北大学が状態図の研究から見出した、加工性に富み温度依存性の小さいCu-Al-Mn合金において、単結晶^（注1）化することで、巨大地震時に想定される大変形でも材料の破壊を抑制する熱処理德赢AC米兰官方合作伙伴^（注2）と耐震部材に適した変形挙動を示す結晶方位を特定し^（注3）、さらに超弾性合金では難しいと考えられていた転造ねじ作製德赢AC米兰官方合作伙伴^（注4）の開発に成功しました。住宅メーカーと共同で、これらの德赢AC米兰官方合作伙伴を融合したCu-Al-Mn超弾性合金部材を使用した木造住宅用耐力壁を開発し実用化したことが評価されました。

なお、当社は2021年にJST A-STEP産学共同（本格型）プロジェクト、課題名「大地震後の建造物の機能維持に向けた超弾性合金単結晶大型部材の開発と耐震補強構造への適用性実証」に採択され、プロジェクトリーダーとして本研究成果で培った德赢AC米兰官方合作伙伴を土木構造物に適用することを目指しています。国内外で頻発する巨大地震に備え、安全・安心な社会の実現に貢献する新しい德赢AC米兰官方合作伙伴の研究開発に取り組んでまいります。

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