伊藤光洋、可知純夫、笠原淳一、野呂泰平、渡部大介、若菱忠高

概要

2050年のカーボンニュートラルの達成に向けて,再生可能エネルギーの大量導入,電気自動車の普及が予測される。これらの電源は直流で入出力する特性を持ち,直流接続で統合された直流電力システムは,既存の交流電力システムに比べて直流/交流または交流/直流の変換時に生じる電力損失を低減することができ,経済的に優れた運用を実現できる。

本研究は,当社が独自に考案した急峻な電力需給変動に対してロバストに電力安定供給を行う自律分散制御と,電気料金を最小化する全体最適運用を両立する階層型自律分散制御方式,並びに当社内で構築した階層型自律分散制御方式のミニモデルの構成及び夏季,冬季,中間期の電力需給パターンにおける運用試験について紹介する。

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